昭和だからなのか、何なのか。「9月」をテーマにした歌が多いです。
「9月」は夏の勢いが過ぎ去って、静かにもの想う季節。少し寂しくもあり。
だから人は”9月になると”思い出したり、”9月のことを”思い出したりするんです。
9月になったら聴きたい・歌いたい☆
では私の独断と偏見に満ち満ちた、昭和の9月の歌ランキング。発表いたします♪
第5位「THE SEPTEMBER WIND (You’re Romantic)」松岡直也&WESING
”中森明菜のミ・アモーレの作曲者”といったほうがピンとくる方が多いかもしれません。ラテン・フュージョン界の大御所、松岡直也の作による「THE SEPTEMBER WIND」。1982年(昭和57年)発売。ジャケットの雰囲気とは裏腹にもの悲しいメロディが「9月」を感じさせます(ちなみにイラストは大瀧詠一のジャケットでも有名な永井博によるもの)。個人的には松岡直也の曲はもっとラテンラテンしたものやファンキーな方が好みなのですが、「9月」特集ということで入れてみましたよ。
第4位「九月の雨」太田裕美
「九月の雨」は♪セプテンバー・レイン、レイン♪のフレーズが有名な太田裕美の曲です。1977年(昭和52年)発売。作詞は松本隆、作曲は筒美京平で、The 昭和歌謡といった雰囲気です。翌年には渡辺プロの後輩、石川ひとみもカバーしていますよ。
洋楽でSeptember in the Rain というスタンダード・ナンバーがありますが、それとは別ものです、念のため。
第3位「SEPTEMBER」竹内まりや
竹内まりやの「SEPTEMBER」は彼女自身の作ではなく、作詞は松本隆、作曲は林哲司です。1979年(昭和54年)発売。太田裕美の「九月の雨」も作詞は松本隆ですから、彼は77年、79年と続けて「9月」の名曲を書いたわけですね。
♪セプテンバー そしてあなたは セプテンバー 秋に変わった♪
第2位「セプテンバー」チューリップ
チューリップの「セプテンバー」は1974年(昭和49年)発売。財津和夫作詞・作曲。今回ご紹介するなかでは一番古い曲になります。初期のヒット曲「銀の指環」のB面としての発売でした。ちなみに同じセプテンバーでも竹内まりやはアルファベット、チューリップはカタカナ表記になります。で、歌詞の中では竹内まりやはカタカナで、チューリップはアルファベットでのseptemberとなります。ややこしい……。
♪September 9月になれば September 君を思い出す♪
第1位「すみれSeptember Love」一風堂
はい。堂々の1位は一風堂の「すみれSeptember Love」です。1982年(昭和57年)発売。作詞は竜真知子、作曲は土屋昌巳。他の「9月」の曲とは違う、ちょっと幻想的な味わいの歌詞と曲、凝りまくったアレンジが素敵過ぎます。この曲はカネボウ化粧品のCMに使われました。ブルック・シールズがそれはそれは美しかったです。
当時ブームだったテクノポップの味わいがある曲・アレンジなのですが、今、聞いてみるととても新鮮に感じられ驚きます。最近では2011年(平成23年)に多和田えみがカバーしていますね。これは上野樹里が出演したアサヒのカクテルパートナーのCMで流れました。他にもいろいろなアーティストがカバーしていますが、やっぱり私の中では一風堂が最高です♡
♪それは九月だった あやしい季節だった
夕やみをドレスに変えて 君が踊れば都会も踊る♪
というわけで昭和の9月の歌、いろいろご紹介しました~♪