田原俊彦「哀愁でいと」のオリジナルは誰?


♪I say Bye-Bye 哀愁でいと あざやかな
 Bye-Bye 哀愁でいと 笑顔みせてよ
 Bye-Bye 哀愁でいと 醒めすぎた 罪な奴♪

昭和の男性アイドル、トシちゃん(田原俊彦)のデビュー曲はご存知「哀愁でいと」。これ、実は洋楽カバーです。そういえば昭和歌謡って洋楽カバーのヒット曲がたくさんありましたよね。

「哀愁でいと」で一躍スターに


(当時のシングル盤の画像は↑の左上です。初々しくてかわいいですね♡)

【楽曲data】
タイトル:哀愁でいと(NEW YORK CITY NIGHTS)
アーティスト:田原俊彦
作詞:Andrew Joseph DiTaranto/Guy Hemric、小林和子(日本語詩)
作曲:Andrew Joseph DiTaranto/Guy Hemric
発売:1980年(昭和55年)6月

田原俊彦の歌手としてのデビューは1980年(昭和55年)の「哀愁でいと」。でもその前に出演したTVドラマ「3年B組金八先生」でちょっと翳りのあるイケメン生徒を演じ大人気に。同じく生徒役で人気を博した近藤真彦、野村義男とともに「たのきんトリオ」として売り出され、一世を風靡しました。そのパワーもあってデビューシングルはすぐにヒットし、人気男性アイドルとして歌番組に引っ張りだこの存在になっていったんですね。

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そういえば、この「金八先生」、今や政治家先生になられた三原順子(現在は三原じゅん子)も出ていましたね。それはもうキレイなお姉さま。不良少女の役柄で、ドスのきいた低い声がカッコよかったです。

ほかにも杉田かおる、鶴見辰吾、小林聡美などすごい俳優さんが勢揃いのドラマでしたね。

元歌はレイフ・ギャレット「New York City Nights」

この「哀愁でいと」は、アメリカの男性アイドル、レイフ・ギャレット Leif Garrett「New York City Nights」がオリジナル。原曲は本国では特にヒットしたわけでもなかったのですが、誰かがこの曲に目を留め、トシちゃんのデビュー曲として選んだんですね。

「哀愁でいと」のヒットでレイフ・ギャレットのほうのこの曲も知られるようになり、その後(「哀愁でいと」と同年ですが)、日本でシングル・カットされました。当時の彼の「ニューヨーク・シティ・ナイト」レコードジャケットにはこう書いてあります。

あっという間に、全国を嵐の渦に巻きこんだ、アノ驚異的大ヒット曲!!待ちに待ったオリジナル盤!!

トシちゃんって、やっぱり声がいいと思う

田原俊彦がキレッキレのダンスを踊るのは有名ですが、歌のほうはどちらかというと「あまりよろしくない」と批評されてしまうことがこれまで多かったように思います。

ですが、あらためて当時の歌を聴き返してみると、やっぱりいい声していますよ。この場合のいい声というのは、いわゆる歌手として適性のある声とか歌の上手さが分かる声というのではなく。単純に人(特に女子?)が聞いて好ましい声ということです。陰というよりは陽の発声で、ちょっと甘ったるい印象を受けますから、主に女子が聞いてきゅん♡となる男の子の声、といった具合でしょうか。

だからやっぱり、彼が男性アイドルとして成功したのはルックスとダンスだけじゃなくて、その声によるところも大きいのではないかと思います。ちょっと音程が不安定でしたけどね。その音程の揺れてる感じも今になって考えてみると、ちょっとヤワな部分があるように思えて、かえって良かったのかもしれないですね。

2人の今は?

レイフ・ギャレットのほうは今は結構貫禄あるオジサマになっていました!

麻薬中毒で苦しんでいた時期もあったようですが、現在は歌手、俳優として活動を続けています。調べてみたら公式facebookもありましたよ。

そしてトシちゃんのほうは?

おおお!変わってないですねえ!


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