異色の昭和アイドル、金井夕子(S53)


昭和から平成へと続く、日本のアイドル文化。今回は金井夕子をご紹介します。

歌唱力抜群!「スター誕生」でデビュー

【アイドルdata】
名前:金井夕子
デビュー曲:パステル・ラブ
作詞:尾崎亜美
作曲:尾崎亜美
デビュー:1978年(昭和53年)

金井夕子は1958年(昭和33年)生まれ、北海道は札幌出身のアイドル歌手です。デビューのきっかけはオーディション番組の「スター誕生」。「スタ誕」と言えば「花の中3トリオ」の森昌子、桜田淳子、山口百恵など、中学生かせいぜい高校生くらいまでの若い子のイメージが強かったんですが、金井夕子は年齢的にはかなり遅めのデビューでした。

今にして思えば、声も雰囲気もとても落ち着いた、大人っぽいアイドルだったんですよね。「スタ誕」の中でも歌唱力抜群で光る存在だったのですけれど、当時のアイドル路線とはちょっと異なるタイプだったと思います。

尾崎亜美によるデビュー曲「パステル・ラブ」は名曲

金井夕子のデビュー曲は「パステル・ラブ」です。これは作詞作曲とも尾崎亜美

尾崎亜美は1977年(昭和52年)に「マイ・ピュア・レディ」という曲が資生堂のCMに起用され大ヒットした、のりにのっているシンガーソングライターでした。ヒットしたから起用されたのか、それともヒットした頃にはもう金井夕子に楽曲を提供することは決まっていたのでしょうか。そのあたりのことはよく分かりません。

ともあれ、このようにして名曲「パステル・ラブ」は生まれました。金井夕子の確かな歌唱力でしっとりと歌い上げられ、うっとりするような素敵な曲に仕上がっています。

金井夕子のデビュー時には、知名度はもちろん尾崎亜美>金井夕子でしたから、私はてっきり尾崎亜美のほうがすごく年上だと勝手に思っていたのですが、こうやってふたり並べてみてみると1歳(学年で言えば2年)しか違わないようです!これは驚きでした。

ちなみに、尾崎亜美本人の「パステル・ラブ」も素敵です。

作詞家へ、そしてヨガ講師へ

先にも触れた通り、金井夕子は大人っぽい魅力にあふれ歌唱力もある、ある意味”異色のアイドル”だったわけで、当時のアイドル文化からは逸脱していたのかもしれません。個人的にとても残念なのですがアイドルとしては大成功とは言えないまま引退となりました。

その後の金井夕子は「青木茗」名義で作詞家として活動。現在はヨガ講師として頑張っていらっしゃるそうです。たぶんあの歌唱力はそのままのはず。歌わないのはもったいない!と思うのは私だけでしょうか。たまにはテレビに戻ってきてくれたらいいのに!


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