昭和歌謡の中で意外に存在感を放っていたのが、海外からやってきたアーティストたち。器用に日本語で歌っていましたね。テレビでもよく見かけました。ヒットした曲を思い出してみるとあります、あります。
そんなわけで今回はシュキ&アビバ「愛情の花咲く樹」をご紹介します♪
イスラエル出身、エキゾチックな魅力
【楽曲data】
アーティスト名:シュキ&アビバ
タイトル:愛情の花咲く樹
作詞:阿久悠
作曲:シュキ・レヴィ
発売:1973年(昭和48年)
シュキ&アビバ(Shuki and Aviva)はシュキ・レヴィ(Shuki Levy)とアビバ・パス(Aviva Paz)のデュオ。主にイギリスやフランスで活動していたようですが、曲調はイスラエル系ということでエキゾチックさを前面に出したものも多いです。アビバの目の周りぐりぐりのアイラインもそういう雰囲気を醸し出していますね。
♪愛情の花咲き誇る 樹の下でまた会った
おさない日愛を捧げた あの人が立っていた♪
元々フランスで発売されていたL’ amour c’ est la musique de la vieという曲に阿久悠が日本語詞をつけ、大ヒットしました。
フランス語で歌われる原曲版をamazonで視聴してみたらアレンジもほぼ同じでした。あのドラマティックなイントロもそのままです。同じアレンジで、日本語で歌ってもフランス語で歌ってもどちらもしっくりくるってなかなかないですよね。
B面「旅はふたりで」もおすすめ
A面の「愛情の花咲く樹」大ヒットの影に隠れて知る人ぞ知る曲になってしまっていますが、B面の「旅はふたりで」もとてもステキな曲です。これもシュキ・レヴィ作曲、作詞は阿久悠。原題はC’est trop tardです。
サビの歌詞は♪どんなときも旅はふたりで♪だったと記憶していますが、さだかでないです…。機会があればぜひ聴いてみてくださいね。フランス語版はこちら↓
マルチな才能を見せつけるシュキ
現在アメリカで暮らすシュキ・レヴィは大変才能溢れる方のようで、wikipedia(2015年11月17日 (火) 03:07版)ではこう説明されています。
アメリカ合衆国で活躍する作曲家、脚本家、映画プロデューサー、映画監督。元Foxキッズ・ワールドワイドエグゼクティブ・バイス・プレジデント
確かに彼の公式サイトhttp://shukilevy.comを見ると彼の功績をより詳しく知ることができます。
そういえば実力派アイドル伊藤咲子の「ひまわり娘」も実はシュキ・レヴィ作曲なんですよ!ご存知でした?