子どもの頃からカレーが好きです。母の手作りカレーも、給食のカレーも大好きでした。ひとり暮らしを始めてからは、老舗有名店のカレーを初体験。それまで食べていた自宅や給食のカレーとの違いに驚いたものです。まず、辛さが全然違います。そしてスパイスの複雑な配合。たぶん、それまで一度も食べたことのないスパイスが何種類も入っていたのでしょう。正直に言って、最初はカレー専門店のカレーにはなかなか馴染めませんでした。これが、本当のカレーなのか。と思いつつも、何かしら、ごくわずかの違和感があると言いますか。でもそういうカレー専門店のカレーを長い年月、何度も食べていると、不思議なもので、今度はそれが当たり前になってしまうんですねえ。
そんなわけで今回はカレー専門店のお話。
老舗カレー専門店5選
ナイルレストラン
1949年(昭和24年)、A.M.ナイル氏によって創業されました。初代のナイル氏から始まって、現在は息子さんとお孫さんとで盛り立てているようです。
アショカ
アショカは1968年(昭和43年)創業。2011年に銀座店が閉店したのが残念ですが、今は新宿のヒルトン東京内(ヒルトピア)に店を構えています。私が最初に行った本格的なカレー専門店がこのアショカでした。東阪にお店がありますが、経営母体が違うのでしょうか。webサイトは2つに分かれています。
東京のアショカはこちら
関西のアショカはこちら
デリー
デリーは1956年(昭和31年)創業。創業者は元商社マンの田中敏夫氏。スリランカやインド、パキスタンに駐在経験がある方だったそうで、だからこその本格レストランなのですね。こちらのお店は現在都内に3店舗。お店とは別にレトルトカレーや瓶詰めペースト、カップ麺なども販売していて、スーパーやオンラインショップで購入可能です。超激辛のカシミールカレーが私のお気に入りです。
エチオピア
神田神保町のエチオピアは1988年(昭和63年)創業ですから、他の老舗と比べると新しいですが、それでももう30年近い歴史があります。店名の由来はカレーとは関係なく、お店で出していたエチオピアコーヒーの評判が良かったからだそうです。面白いですね。
ボンディ
創業は1973年(昭和48年)のボンディのルーツはなんとフランス。絵を学ぶためにフランスへ渡った創業者の村田紘一氏がフランスのブラウンソースと出会ったことがボンディ誕生へとつながっています。だからこその「欧風カレー」なんですね。