日本レコード大賞の第2回は1960年(昭和35年)。大賞受賞曲は松尾和子/和田弘とマヒナ・スターズの「誰よりも君を愛す」です。
誰よりも君を愛す
【楽曲data】
タイトル:誰よりも君を愛す
歌手:松尾和子/和田弘とマヒナ・スターズ
作詞:川内康範
作曲:吉田正
発売:1959年(昭和34年)12月
松尾和子、和田弘とマヒナスターズによる「誰よりも君を愛す」は1959年12月発売なので大賞受賞まで丸々1年あったわけですね。デュエット曲としてはとても古いほうのような記憶があります。昭和には男女デュエットのヒット曲が結構たくさんありますのでそれはまた別の機会にご紹介しましょう。
当時の芸能界は、歌が売れたらそれをもとに映画を作る、という流れがあったようです。レコード大賞第1回受賞の水原弘「黒い花びら」も映画化されましたが、「誰よりも君を愛す」も同じく大ヒット→映画化の道をたどりました。そして、さらにその映画がヒットしたので続編も作られました。面白いのがこの映画のタイトルです。最初は曲の通りに「誰よりも君を愛す」だったのが続編では「誰よりも誰よりも君を愛す」になりました。こういうタイトルのつけ方は最近はあまりないような気がしますがどうでしょう?