携帯が携帯しづらい#昭和に戻りたくない理由 pic.twitter.com/bb4FQX6j1L
— au (@au_official) 2016年6月17日
Twitterを何気なく見ていたら、#昭和に戻りたくない理由 というハッシュタグが目に留まりました。
昭和ってダメじゃん!って声、強し
いろんな人のツイートをのぞいてみたら、それあるある!の連続です。代表的なものをご紹介すると例えば、
昭和はオタクが生きづらい!
とか、
昭和は喫煙者が幅をきかしてる!
とか、
昭和はセクハラ上等!
とかね。
もういろいろたくさんツイートされていました。
「昭和よいとこ」なんてサイトをやってる私としては非常に後ろめたい気分になりましたよ 😥
で、私の率直な気持ちなんですが、そんなことない!昭和ってよいとこだよ!!とは思わなかったんですね、これが。むしろ、
そうよねー。昭和には戻りたくないわ!!
と思いました。だって皆さんがツイートしてる通りなんですもの。
確かに昭和はひどかった
子どもの頃はスポ根漫画全盛時代だったので、運動部では「うさぎ飛び」とかがんがんやらされてましたし、練習中は水飲み禁止で脱水症状で倒れる人続出でしたね。社会人になってからも……ああ、もう書き出したらキリがありません。
第一、昭和に戻ったりしたらインターネットがないからこのサイトなんかやれないわけですよ。だから、もう一度昭和に戻りたいかと聞かれたら戻りたくは決してないんですよね。
でも、やっぱり昭和よいとこ♪とも思うんです
昭和はひどくて戻りたくないけど、でも昭和はやっぱり魅力。これはいったどういう気持ちなんでしょう?
昭和はいろんな意味で発展途上、いけいけどんどん!だったのが良かったのかもしれません。粗削りで、伸びしろもじゅうぶんにあって、新しいことを試せるゆとりがあった。
例えばエンタメ・ビジネス。昭和の頃はまだそんなに洗練されてなくて情報や戦略・戦術も限られていたからこそ、送り手がのびのびと思う通りにやれたというのもあったと思います。それが昭和を知らない世代にはかえって新鮮に感じられ、昭和歌謡に注目が集まったりするんじゃないでしょうか。
インターネットがなかったせいで受け手側も今よりもっと素朴(?)に情報を受け止めていたから、やれ「事務所のごり押しだ」とか「ステマだ」とか、そんなことを言う人もいなかったですしね。
じゃあ私が昭和に魅力を感じるのはそれだけなのか?
もちろん”隣の芝生は青い”ですから、現実逃避的に昭和を懐かしむという気持ちもあります。でもそれだけではなくて…。昔の記憶のかけらの中から何か光るものを見つけて取り出したい。そしてそれを咀嚼したいのかもしれないです、牛が反芻するみたいに。しっかり呑み込んで自分の中で昇華させる?あるいは自分の生きてきた時間を知らない誰かとシェアしたい?それが大切なものだったと思い込みたくて。
そういうことをぼーっと考えながら、このサイト、ゆるく続けていきたいと思います。
イラストは「いらすとや」さんのを使わせていただきました♪